ITの最前線を体験!中学生が未来のエンジニアを目指す第一歩

中学生にとって将来のキャリアを具体的にイメージすることは難しいもの。学校での勉強や部活動が日々の中心になる中で、「仕事」や「職業」といった言葉は遠い未来の話に感じられるかもしれません。そんな中、株式会社BFTは11月20日(水)からの3日間、千代田区立麹町中学校の生徒6名を対象に、IT業界の実務を体験できる職場体験プログラムを実施しました。この職場体験は、そうした漠然とした未来を「現実」として体感する貴重な機会になりました。IT業界の最前線に触れるだけでなく、生成AIやサイバーセキュリティといった最先端の技術に直に触れることで、仕事に対する考え方や視野を広げるきっかけとなったこの体験プログラムは、生徒たちにとってどのような影響を与えたのでしょうか。

現場を体感!3日間の職場体験プログラム

ダイレクト部門の体験中

今回の職場体験では、BFTの業務を体験しながら、IT業界の多様な職種を学ぶ以下のプログラムが実施されました。具体的には以下のような内容が提供されました。
生成AIの活用を学ぶプログラム(ダイレクト部門):AIの活用方法を調査し、プレゼンテーションを実施。
データセンター見学とサイバーセキュリティ講義(バック部門):バックオフィスの役割を理解。
営業管理の業務を体験(経営企画):請求書作成や売上計算を通じて経営企画の一端に触れる。

中学生が語る“発見”と“成長”

バック部門の体験中

職場体験に参加した生徒からは「普段、学校で学んでいるタイピングなども実際に仕事の場でも活きてくると感じた」、「色々な分野や役職の人たちの組み合わせで、企業が成り立っていることを知った」「ITの仕事はイメージが湧いていなかったが、実際にやってみて楽しかった」といった声が寄せられました。学校で学ぶ知識が現実の業務でどう生かされるかを知る機会となり、将来のキャリア形成への第一歩を踏み出すきっかけとなったようです。

地域社会への貢献と若い世代への期待

プレゼン中の様子

この職場体験が実現した背景には、地域社会への貢献と次世代育成へのBFTの強い想いがありました。千代田区立麹町中学校の依頼をきっかけに始まったこの取り組みは、教育機関と企業が連携するモデルケースともいえます。

<千代田区立麹町中学校先生へのインタビュー>

・BFTの企業見学実施を決めた理由
「IT」という業界は生徒に聞き馴染みはあっても、なかなか仕事の内容を想像できない分野と感じました。だからこそ職場体験を通して、実際に経験することの大切さやインターネットの情報だけに惑わされず、自分の目で見て、聞いたことを学びに活かしてほしいと思い実施させていただきました。

・当日実施してみて感じたこと
訪問に伺わせていただいた際、普段の勉強している姿と異なり、立派にタブレットを用いて企画会議を行っている様子が拝見できました。また、一見難しそうな内容でも丁寧に教えてくださっているBFT様の社員さんを見て、職場体験をさせていただいて間違いなかったと確信しました。

・今後、生徒たちに期待していること
本校でもまだ将来の夢や働くことに対する具体的なイメージがもてない生徒が多い印象です。選択肢が広い今の時代だからこそ、自分で経験したことを大切に、進路を決めるきっかけにしてほしいと期待しています。

「楽しい」を軸に未来のエンジニアを育てるBFT

BFTの教育サービス「BFT道場」は、現場で活躍できるエンジニアを育成することを目的にしています。今回の職場体験でも、同サービスのノウハウが活かされていました。
「BFT道場」の特長は、実務を基盤にしたカリキュラムと現役SEによる指導。今回の体験プログラムで生徒たちが楽しみながら学べたのは、この実践的なアプローチがあったからこそです。

未来をつかむ鍵は「経験」

この記事を通じて感じたのは、「経験」の持つ力の大きさです。中学生たちがBFTでの3日間を通じて学んだのは、単なる技術や知識だけではありません。「仕事」の現場で働く大人たちの姿や、同僚と協力しながら物事を進める大切さ、そして何より「楽しい」と思えることが仕事になる可能性でした。
未来はまだ漠然としているかもしれませんが、このようなリアルな体験が、キャリアを切り開く第一歩になるのは間違いありません。BFTの取り組みが、社会全体のエンジニア不足解消に繋がるだけでなく、生徒たち一人ひとりの未来を明るく照らすきっかけになればと感じました。
IT業界に限らず、社会に出る前の段階でこうした職場体験を提供する企業が増えることを心から願っています。今後のBFTの活動にも大いに期待したいところです。

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