近年、私たちの生活を取り巻く環境は急速に変化し、それに伴い警備業務の重要性もますます高まっています。不法侵入や暴力行為、さらには災害時の緊急対応まで、警備の現場では一瞬の判断ミスが大きな被害につながることもあります。そのため、迅速かつ正確な対応を可能にする技術が求められています。そんな中、警備業界に革新をもたらす新たなソリューションが登場しました。それが、株式会社アジラのAI警備システム『asilla』と、株式会社サイエンスアーツが提供する次世代IP無線アプリ『Buddycom』の連携です。この2つの技術が組み合わさることで、警備員が現場でリアルタイムに異常を把握し、迅速な対応を取れる仕組みが実現しました。最前線で働く警備員だけでなく、施設運営に関わる全ての方々にとって見逃せない内容です!
世界トップクラスのAI警備システム『asilla』
『asilla』は、革新的な行動認識技術を搭載したAI警備システムで、警備業務に新たな価値を提供しています。このシステムは既存の監視カメラをAI化し、異常行動や不審な動きを検知した際にのみ、映像を即時通知する仕組みを採用しています。これにより、警備員のモニタリング業務を効率化し、見逃しや見落としといったヒューマンエラーを排除することが可能です。
『asilla』は、その検知対象の広さと高精度が大きな特徴です。AIが行動を分析し、違和感を感じた場合には1秒以内にモニターやメールなどの指定された通知先へ発報。迅速な対応を実現することで、緊急時のリスク軽減にも貢献します。
『asilla』の主な特徴
・特許取得の「違和感検知」
AIが通常の行動から逸脱した動きを即座に把握し、事件や事故の予兆を検知。予期せぬ危険を未然に防ぎます。
・24時間365日のAI監視体制
数百台規模のカメラ映像を常時モニタリングし、人の目では見逃しがちな異常も正確に捉え、自動通知します。
・既存カメラを活用してコスト削減
既設のカメラをそのまま利用可能で、サーバー1台で最大50台分を処理。大規模施設でも低コスト運用が可能です。
・安全なネットワーク環境
ローカルネットワーク構成で映像の外部流出を防止。高いセキュリティで安心して利用できます。
AIとIP無線の力が結集!新たな警備の形
この高度な技術であるAI警備システム『asilla』と、IP無線アプリ『Buddycom』が連携することで、新たな警備の形を実現しました。
リアルタイム通信に特化した次世代IP無線アプリ『Buddycom』は、警備員やスタッフのスマートフォンに直接通知を送信できる機能を持ち、現場での対応力を格段に向上させます。この連携により、『asilla』で検知された異常が、従来の防災センターを経由せずに、巡回中のスタッフに即座に通知されるようになりました。これにより、警備員が現場で即座に対応でき、危機管理が一層強化されます。
さらに、このシステムの導入により、従来の警備体制では避けられなかった、固定拠点での監視と巡回中の対応のギャップが解消されました。『asilla』での異常検知が即座に警備員の手元に届くことで、現場に最も近い担当者が迅速に対応可能となり、効果的で柔軟な運用が実現します。結果として、防災センターへの常駐人数を減らしながらも、より効率的で迅速な警備対応が可能になったのです。
■利用者に嬉しいメリット
この連携により得られるメリットは以下の通りです:
・リアルタイムでの迅速な対応
異常発生時、最寄りのスタッフが即座に現場に駆けつけ、迅速な初動対応が可能になります。
・巡回中でも情報共有が可能
固定拠点に依存しない通知機能により、巡回中でも最新の情報をリアルタイムで把握可能。警備員の行動範囲が広がり、柔軟な体制が整います。
・施設運営の効率化
防災センターの常駐人数削減や、多拠点対応の効率化を実現。特に広い施設や複数拠点をカバーする運用では、コスト削減の効果も期待できます。
次世代警備ソリューションを体験しよう!
株式会社アジラでは、神田プレゼンテーションルームでこの新たな連携システムのデモンストレーションを体験できます。実際のAI検知から『Buddycom』への通知までの流れを確認でき、警備業務がどのように進化するのかを実感できる貴重な機会です。興味のある方はぜひ体験してみてはいかがでしょうか。
公式webサイト:https://jp.asilla.com/
技術の進化が創る安全と効率性
今回の連携で印象的だったのは、現場の課題に即した技術の融合が生み出す効果です。AIの高精度な異常検知と、IP無線のリアルタイム通信が結びつくことで、従来の警備業務が抱えていた「見逃し」や「対応の遅れ」という課題を大きく改善しています。巡回中でも通知を受け取れる仕組みは、警備員の負担軽減と施設全体の安全性向上につながります。
テクノロジーが警備業務に浸透することで、人と技術が補完し合う形が理想といえるでしょう。今後、さらなる実用化と改良が進む中で、どれだけ社会全体の安全性に寄与するか、非常に楽しみです。警備業務に携わる方はもちろん、施設運営を考える全ての人にとって、有益なソリューションではないでしょうか。