VR・360度映像の未来を変える、垂直ドーム型ディスプレイシステム「Panosphere」登場

近年、VR技術の進化と普及は目覚ましく、エンターテインメントから教育、医療まで、幅広い分野でその可能性が模索されています。VRヘッドマウントディスプレイ(HMD)の性能向上により、個人が没入感のある360度映像を楽しむことが一般化してきましたが、依然として複数人が同時に体験する環境の整備には課題が残っています。そんな中、株式会社オリハルコンテクノロジーズが2024年7月8日に販売及びレンタル提供を開始する新製品「Panosphere」は、VR体験を一新する可能性を秘めています。
「Panosphere」は、VR-HMDを装着せずに複数人が同時に360度映像やインタラクティブなVRコンテンツを体験できる垂直ドーム型ディスプレイシステムです。水平180度、垂直135度の広視野を持ち、床から天井までを映像で包み込む設計により、圧倒的な没入感を提供します。これまでの常識を覆すその技術と利便性は、展示会や企業ショールームにおいて新たな可能性を切り開くことでしょう。
この革新的なディスプレイシステム「Panosphere」がどのようにして新しい映像体験を提供し、未来のVR技術をリードする存在となるのか、その全貌をご紹介します。

VR市場の進化とニーズの高まり

Domeworks オープンタイプ (スクリーン直径6m)

VR技術の進化により、視野全体を映像で覆う360度映像が一般的になりました。VRヘッドマウントディスプレイ(HMD)の普及によって、個人が没入感の高い体験を楽しむことが可能になっています。しかし、その一方で、複数人が同時に同じ体験を共有できるソリューションへのニーズも高まっています。これに応じて、オリハルコンテクノロジーズは、「Domeworks」や「Panoworks」など、多様なディスプレイシステムを提供し、企業ショールームや展示会で高い評価を得てきました。

Domeworks クローズタイプ (スクリーン直径6m)
Domeworks オープンタイプ (スクリーン直径3m)
Panodesk (スクリーン幅1.8m)

「Panosphere」の革新的な特徴

Panosphere スクリーン

「Panosphere」は、その名前の通り、垂直に広がるドーム型のディスプレイシステムです。水平180度、垂直135度という広い視野角を持ち、床から頭上まで映像で満たすことで、ユーザーに圧倒的な没入感を提供します。球形状の外装は周囲の光を遮断し、鮮やかな映像体験を実現します。また、操作台に設置されたタブレットによる簡単な操作で、360度映像の見回しやコンテンツ選択が可能です。

Panosphereの内側
Panosphere 操作画面の例

さらに、「Panosphere」は8K60pの高解像度映像を歪みなく表示できる「Amateras Server」を搭載しています。これにより、映像のクオリティも申し分なく、インタラクティブなVRコンテンツや遠隔地からの映像中継にも対応しています。また、複数の平面映像を重ねて合成表示や定時での無人自動上映も可能です。レーザー光源の4Kプロジェクターを使用することで、長期間のメンテナンスフリーを実現しており、運用コストの削減にも寄与します。

設営と運用の利便性

「Panosphere」は設営時間がわずか3時間、撤去も1.5時間と短時間で済むため、展示会でのレンタル利用や移設が容易です。また、無人運用が可能なため、運用コストを抑えた効率的な展示が可能です。この利便性により、企業ショールームや展示会での活用が期待されています。

レンタルと販売の柔軟な提供方法

「Panosphere」は、最短1日からのレンタル利用が可能で、常設向けの販売も行っています。企業ショールームや展示会など、様々なシーンでの利用が期待されます。オリハルコンテクノロジーズは、今後も革新的なディスプレイソリューションを提供し続け、市場のニーズに応えていくことでしょう。

「Panosphere」の登場は、VR体験の未来を大きく変える可能性を秘めています。ヘッドマウントディスプレイを必要とせず、複数人が同時に360度映像を楽しむことができるという特長は、展示会や企業ショールームにおいて大きなアドバンテージとなるでしょう。オリハルコンテクノロジーズの革新的な技術と設計により、「Panosphere」は市場での注目度を高めるとともに、多くのユーザーに新しい映像体験を提供することでしょう。 展示会や企業ショールームでの活用だけでなく、教育現場やエンターテインメント施設など、様々なシーンでの可能性を感じさせるこの製品。オリハルコンテクノロジーズの今後の展開にも注目しながら、引き続きVR・360度映像の進化を見守りたいと思います。


株式会社オリハルコンテクノロジーズ
URL:https://www.orihalcon.co.jp/

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