宿題を効率よく進める方法とは?ヌーラボの画期的ワークショップ

株式会社ヌーラボは、プロジェクト・タスク管理ツール「Backlog」を活用した親子向けワークショップ「夏休みの宿題がどんどん進む 親子ワークショップ」を、7月20日・21日に東京、福岡、大阪の3都市で開催しました。このイベントは、プロジェクト管理の考え方を応用し、子どもたちが主体的に夏休みの宿題に取り組むことを目的としています。
現在、日本ではDX(デジタルトランスフォーメーション)の重要性がますます高まっており、企業や教育機関がデジタル技術を活用した業務効率化や教育改革を推進しています。特に、生産年齢人口の減少が進む中で、効率的な働き方や学び方の導入が急務とされています。このような背景の中、ヌーラボのワークショップは、子どもたちにデジタル技術とプロジェクト管理のスキルを身につけさせる絶好の機会となりました。 今回のワークショップには、延べ110組の親子が参加し、参加者からは「宿題に取り組む子どものサポートをストレスなくできそう」「宿題を早く終えることができそう」といった前向きな声が多数寄せられました。

宿題もプロジェクト!ヌーラボのワークショップ体験

東京会場での開催の様子(ヒカリエカンファレンス)
東京会場での開催の様子(ヒカリエカンファレンス)

このイベントは、SNSで1,000回以上シェアされたブログ「バーンダウンチャートで子どもの夏休みの宿題を『マネジメント』した話」を題材にしたワークショップです。2023年に福岡で初開催された際、参加者の満足度が非常に高かったことから、今年は東京、福岡、大阪の3都市での開催が決定しました。

福岡会場での開催の様子(ベスト電器スタジアム内 VIPラウンジ)

福岡会場では、ヌーラボと同じ福岡市をホームタウンとするJ1サッカーチームアビスパ福岡が推進する社会連携活動『FUKUOKA TAKE ACTION!』と協業し、試合の開始前に、ホームスタジアムであるベスト電器スタジアム内にて開催をし、多くの親子が参加しました。また、札幌会場では、地域の夏休み開始時期に合わせて7月27日に開催されます。

夏休みの宿題がスイスイ進む!ワークショップの全貌

ワークショップでは、ヌーラボの主力事業であるプロジェクト・タスク管理ツール「Backlog」を活用し、DXや業務効率化の手法を応用して、夏休みの宿題のような「期限付き」プロジェクトにスムーズに取り組む方法を子どもたちに学んでもらうための工夫がされていました。 夏休みの宿題を効率的に進める方法は、以下のステップを通じて学びました。

1.親子で認識合わせ
ワークショップの最初のステップは、親子での認識合わせから始まりました。夏休みの宿題を一つのプロジェクトとして捉え、まずは目標と期限についてしっかりと話し合います。親は宿題を早めに終わらせたいという希望を持ち、子どもは最終日までに終わればいいと考えていることが多いため、この認識のギャップを埋めることが重要です。家族全員で「いつまでに宿題を終わらせるのか」という具体的な目標を設定し、それに向けて一丸となって取り組む姿勢を確認します。

親子で認識合わせをしている様子(大阪会場:gusuku ashibinaa OSAKA)

2.宿題の量と取り組める日数の数え上げ
次に、実際に宿題に取り組める日数を数え上げる作業に進みます。まず、帰省や旅行、遊びに行く日など、宿題に取り組めない日をリストアップし、その日数を差し引いて実際に宿題に取り組める日を計算します。この段階で、多くの家庭が実際に取り組める日数の少なさに心配の声を上げました。続いて、宿題の総量を把握します。子どもたちが数えやすいように、宿題のページ数や回数を単位として計算し、全体の宿題量を確認しました。中には、宿題の量が予想以上に多いことに保護者も驚く場面がありました。

宿題を数えている様子(東京会場:ヒカリエカンファレンス)

3.バーンダウンチャートの作成
最後に、宿題の進捗を可視化するために、バーンダウンチャートを作成します。まず、宿題を終わらせたい日、取り組める日数、そして宿題の量を確認した後、各自の「宿題バーンダウンチャート」を作成しました。チャートには、宿題が1つ終わるごとに塗りつぶすスペースがあり、進捗状況を視覚的に確認できるようになっています。早く進んでいる時や遅れている時の見え方も確認し、どのように進捗を管理するかを学びました。このバーンダウンチャートは、夏休みの宿題だけでなく、さまざまな学習や成長の機会に活用できる汎用性の高いツールです。

各ステップを通じて、子どもたちは宿題をプロジェクトとして捉え、計画的に取り組む方法を学びました。保護者と子どもが一緒に計画を立て、進捗を管理することで、親子のコミュニケーションが深まり、宿題を効率的に進めることができるようになりました。

参加者の声で見るワークショップの成功

参加者からは、以下のような感想が寄せられました。
・進捗が可視化されるので、口頭のみで確認するよりもわかりやすくなりました。これにより、宿題やったやらないの言い合いがなくなりいいことづくめです。
・子供の学校は宿題が比較的少ないため、多少夏休みの終盤に無理をすれば終わるだろうと思っていました。しかし、可視化することで子供と夏休みの宿題を確認する時間を持てたこと、取り組める日数が少なかったこと、子供と認識合わせをすることができ、とてもとても良い時間になりました。 ・今後、私も仕事や家庭のタスク管理にも活用出来そうです。

教育とDXの融合!ワークショップの背景と目的

日本の生産年齢人口は減少傾向にあり、2050年には現在の約7割にまで落ち込むと予測されています。この課題に対処するためには、DX(デジタルトランスフォーメーション)による業務効率化が必要とされています。今回のイベントは、子どもたちにプロジェクト管理の基礎を学ばせ、将来的なDXの一環としてのスキルを身につけることを目的としています。

株式会社ヌーラボが提供した親子ワークショップは、夏休みの宿題という日常的なテーマを、プロジェクト管理という新しい視点で捉え直す機会を提供しました。参加者たちは、宿題を単なる課題ではなく、計画的に取り組むべきプロジェクトとして扱うことで、家族の協力と効率的な進捗管理の重要性を再認識したことでしょう。こうした取り組みは、単なる宿題の管理にとどまらず、デジタル時代に求められるスキルや思考法を身につける一助となります。今後も、このような革新的な学びの場が広がり、多くの親子に新たな発見と成長の機会を提供していくことを期待したいと思います。

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