
暗号資産の力を活かした新しい金融ソリューションが、カンボジアで始動しました。株式会社Apas Portが手がける暗号資産レンディングサービス「HARVEST FLOW」の第一弾プロジェクト「カンボジアトゥクトゥクローン事業」は、現地のドライバーに車両ローンを提供することで、都市の重要な交通手段であるトゥクトゥクの所有を支援します。今回のプロジェクトでは、4名のドライバーが念願のトゥクトゥクを手に入れ、家族を支えるための安定した収入を得るための新たなスタートを切ることができました。
金融包摂の課題を解決するために「トゥクトゥクの所有支援」

カンボジアの都市部における主要な交通手段であるトゥクトゥクは、市民や観光客にとって欠かせない移動手段です。しかし、購入には大きな経済的負担が伴い、多くのドライバーが銀行のローンを利用できない現状にあります。金融サービスへのアクセスが限られていることから、車両の所有が困難で、収入の安定化も難しい状況です。
HARVEST FLOWの「カンボジアトゥクトゥクローン事業」は、この課題を解決するために、暗号資産レンディングを通じて資金を調達し、ドライバーに車両ローンを提供します。これにより、ドライバーはローンの返済と同時に、収入を安定させるための手段を手に入れることができます。 支援者は、暗号資産を通じて資金を提供することで年利8%のインカムゲインを得られるだけでなく、カンボジアの社会問題の解決に貢献することができます。これは単なる金融投資ではなく、社会的・経済的な豊かさを同時に実現するソーシャルアクションです。暗号資産レンディングに参加したユーザーには、応援証明(Proof of Support)NFTが発行され、2024年10月1日から利息の請求が可能となります。
IoT技術で透明性を高める新機能
HARVEST FLOWは、第二弾プロジェクトに向けてさらなる透明性を強化するため、IoT技術の導入を進めています。貸与されたトゥクトゥクにはIoTデバイスが搭載されており、車両の稼働状況や位置情報をリアルタイムで把握できる仕組みが整えられています。今後は支援者がオーナーページを通じて、車両の移動距離や位置情報を確認できるようになり、資金の使い道や運用状況が可視化される予定です。この取り組みによって、ユーザーはより安心してプロジェクトをサポートすることができるでしょう。
ドライバーの声「夢が叶った瞬間」

今回のプロジェクトでトゥクトゥクを手にしたドライバー、Saing Keomlimさんは、「HARVEST FLOWのおかげで、長年の夢だったトゥクトゥクの所有が実現しました。自分のトゥクトゥクを持つことで、家族を支えるための収入を安定して得られるようになり、本当に感謝しています。これからは、もっと多くのお客様に快適な移動手段を提供できるよう努力していきます。」と喜びのコメントを寄せています。彼の言葉は、暗号資産を通じた金融包摂がもたらす具体的な成果を示しています。
社会貢献を超えた可能性

HARVEST FLOWは、単なる暗号資産レンディングサービスにとどまらず、世界的な金融包摂を実現するための新しいプラットフォームです。暗号資産とNFTを活用し、金融投資の枠を超えて社会的な意義を持つプロジェクトを支援できる点が特徴です。このプロジェクトを通じて得られる「HARVEST(収穫)」は、経済的なリターンのみならず、現実社会における変化をもたらす「FLOW(流れ)」を生み出す力を持っています。
金融包摂がもたらす未来の可能性
この記事を通じて感じたのは、暗号資産やNFTが金融の新しい形を切り開くだけでなく、社会的課題の解決に向けた強力なツールとなり得るということです。特に、HARVEST FLOWが目指すのは、ただの金融サービスではなく、経済的リターンと社会的貢献を両立させた「ソーシャルアクション」の形です。カンボジアのトゥクトゥクドライバーのように、個々の生活に具体的な影響をもたらしながら、世界中の人々が参加できる仕組みが整えられている点が魅力的です。今後もこのような取り組みがさらに広がり、金融包摂の実現に向けた道がより明確になることを期待しています。
株式会社Apas Portについて

Apas Portは、「Web3の力で世界に感動を届ける」ことをミッションに設立されたクリエイティブプロダクションカンパニー。
美術家・長坂真護の初NFTプロジェクト「Waste St. in NYC」や、深化との共創で誕生した「KAMITSUBAKI RESIDENT GENESIS」など、日本を代表するWeb3コンテンツを開発。
2024年には、社会貢献型の暗号資産レンディングサービス「HARVEST FLOW」やデジタルカルチャープラットフォーム「Harvest Hall」をリリースし、全ての人が自らを主役と感じることができる瞬間を創出している。