自由診療DXアワードが見せた医療のデジタル変革の最前線

自由診療は、患者が自らの意志で医療サービスを選択できる自由度の高い分野として、近年注目を集めています。その中で、患者体験の向上やクリニックの効率化を目指すDXの波が広がり、業界全体の進化を牽引しています。2024年11月28日、自由診療向けDXツール『B4A』を提供する株式会社B4Aが主催する「自由診療DXアワード2024」が開催されました。本イベントは、最新の導入事例を共有し、業界全体のDX推進を加速させる場として大きな反響を呼びました。特に、業務効率化や患者満足度向上を実現したクリニックの成功事例が数多く表彰され、自由診療の未来を形作る重要な一歩となりました。

自由診療DXの祭典「~B4A presents~ 自由診療DXアワード2024」とは

株式会社B4A 代表取締役CEO 植松 正太郎氏

自由診療クリニックのDXを推進するB4A(ビーフォーエー)が主催する年に一度の祭典、「自由診療DXアワード2024」。このイベントでは、B4Aを活用して先進的なクリニック経営を行う施設を表彰するとともに、最新のDX事例を紹介します。自由診療クリニックにおけるDXの趨勢を把握できるだけでなく、クリニック間の交流も促進する貴重な機会となっています。
今回で2回目の開催となった2024年のアワードでは、100名を超えるB4Aユーザーやパートナー企業が集結。クリニックや専門分野の枠を超えた活発な交流が行われました。授賞式では、優れた導入事例が紹介されるとともに、B4Aを応援する方々に感謝の意を込めた記念品が贈呈されました。
さらに、B4Aは2024年11月に自由診療向け電子カルテ市場において、大手クリニック導入院数・自由診療クリニック導入院数・美容クリニック導入院数の3カテゴリーでNo.1を達成。この成果を背景に、B4Aは引き続き自由診療領域のDXを推進し、ユーザーやパートナー企業とともに新しい価値の創出を目指していきます。

自由診療DXの最前線!輝かしき受賞者たちのコメント

■ Best DX賞

長期にわたるアナログのオペレーションからの脱却や大規模クリニック導入など、デジタル化が容易ではない環境のなか、B4A導入を決断して見事なDXに踏み切ったクリニックへ贈る賞です。

城本クリニック 福岡院(小川英朗 院長)

DXといえば「よく今までこんな古い体制でやってきたな」というニュアンスがありますが、確かに30年以上紙カルテを使い、「アナログで良い」と言っていた弊社の総務部長を説得したB4Aは素晴らしいと思います。実際に使ってみてものすごく仕事がやりやすくなりました。

■ Advanced DX賞

B4Aを活用して、単なるオペレーションのDXにとどまらず、新しいスタイルのクリニック運営にチャレンジしているクリニックへ贈る賞です。

共立美容外科(医療経営部 部長 實藤健作 先生、マーケティング部 盛誠也 氏)

B4Aは2年半前に全院で導入し、当初は各院から数多くの課題が集まってきました。その数は200以上あったと思いますが、それをすごく迅速に解決していただきました。今ではどのクリニックのスタッフもすごく使いやすいと言っています。
直近のDX事例として、LINE連携機能の活用があります。カウンセリングを受けて未成約になってしまった患者様に対して、当日・3日後・1週間後にそれぞれ違った内容を各科目別に配信したり、誕生月配信やポイント残高の有効期限が切れそうな方たちへ自動的に配信できるようなステップ配信を活用して、CRMを行っています。
共立美容外科は「あなたと共に立つ」と書きます。それが私たちの信念です。患者様はもちろん、B4Aをはじめ多くのパートナー企業様とともに立っていく、という意味での「共立」だと思っています。引き続きご愛顧のほどよろしくお願いいたします。

30クリニック (平川春奈 院長)

30クリニックは先月グランドオープンしました。来院・問診・請求という一連の流れを30分で完結して、スキマ時間にセルフケアをしていくのがコンセプトになっています。
プレオープンの時は100人を超える患者様がいらっしゃいました。予約システムでのトラブルを想定していましたが、B4Aが非常にスムーズにしてくれました。患者様をお待たせするというストレスなく、診療できるところがすごく助かっております。B4Aではステータス管理が細かく設置されているので、クリニック内のどのスタッフが、どの患者様が、どのようなステータスでいらっしゃるかというのが、いち早くわかる状況にあります。事前にカルテをチェックしたり、患者様が滞りなく院内をまわれるという状況が非常に有難いです。
30クリニックもまだ始まったばかりなので、B4Aと色々と協力してブラッシュアップしていきたいと考えております。あまり詳しくないところもあるので、無茶な要望を言ってしまうかもしれませんが、今後ともぜひよろしくお願いします。

■ B4A特別賞

その他の部門には該当しないものの、B4Aとして本アワードでぜひ賞を贈りたいと思う取り組みを行っているクリニックへ贈る賞です。

有楽町皮膚科(看護師 望月朝美 氏)

この度は素敵な賞を受賞させていただきまして、ありがとうございます。
看護業務外で電話での予約受付に割いている時間が多い状況を改善できないかと思い、他のスタッフに相談するところから始め、今年B4A導入に至りました。導入によって私たちスタッフの負担がかなり減ったので、とても助かっています。今後ともよろしくお願いします。

■ Rising Star賞

今年開業されたクリニックで、開業時からB4Aを導入いただき、素晴らしい売上を記録されているクリニックへ贈る賞です。

Lu Bijou Clinic(早田悠里子 院長)

開業の準備が忙しい中、B4A様にご協力いただいたおかげで円滑に開業をやり遂げることができました。
B4Aを使って良かったと思ったのが、事前決済です。私自身、カウンセリングのキャンセルに課題を感じていましたが、事前決済システムを導入してから、カウンセリングのキャンセル数が大幅に減りました。予約の導線も円滑にできるようになり、結果的にお客様にもより良い対応をできるようになったことが大きいと思っており、とても感謝しております。

■ B4A Family賞

他のクリニック様へのご紹介や各種施策へのご協力、また機能アップデートや新機能に関するご意見・ご要望を積極的にくださったB4Aユーザー個人へ贈る賞です。

AILE Clinic(井原力哉 院長)

B4Aを導入したのは3年くらい前なのですが、機能は今に比べるとだいぶ貧弱でした。ガンガン要望を出させていただいて申し訳なかったのですけれど、その分すごく機能が充実しました。
特に今年に入ってからは、LINE連携の機能を活用しています。LINEはAILE Clinicでも力を入れているので、要望をたくさん出させていただいています。今後のB4Aとの協業に期待しています。

コントアクリニック東京(山本崇弘 院長)

B4Aを導入したのはちょうど1年前の開業の時ですが、まだ導入しているクリニックはここまで多くなかったと思います。また美容皮膚が中心で、美容外科にとっては機能が不十分でしたので、かなりの数の要望を出させていただきました。それをすぐに改善していただいて、さすがだなと思いました。
B4Aはどんどん使いやすくなっていて、色々な方に推薦できるツールになってきたと思います。これからも、もっともっとビッグな会社になって、医療業界全体を変えてくれる会社になってくれると信じています。

■ Best Partner賞

B4Aの販路拡大やプロモーションに大きくご協力いただいたパートナー企業へ贈る賞です。

株式会社ヘッドスプリング(クリニック事業部 北野翔 氏、プロモーションディレクター 宝井駿介 氏)

本日はこのような賞に選んでいただいて、誠に光栄に思います。本当にありがとうございます。
お客様から「B4Aの予約システムを使えば、間違いない。めちゃくちゃ良い」という声をすごく、すごく、よく聞きます。何が良いかと言うと、まず直感的にエンドユーザー様がパッと見て予約ができるというところ。それから、リソースの部分がすごく効率化されてコスト削減ができると同時に売上が上がるので利益に直結するとよく言われます。
我々としてもB4Aを紹介すると、我々のクライアントにも喜んでいただける安心感があります。引き続きよろしくお願いします。

株式会社国道ビル(代表取締役 村尾翔平 氏)

この度は、このような非常に栄誉ある賞をいただき、誠にありがとうございます。
国道ビルはクリニックの開業支援の他、バックオフィス業務の代行サービスも行っています。おかげさまでたくさんのクリニック様をサポートさせていただいており、引き続きB4A様含めた優れたサービスの普及に貢献していければと考えております。
自由診療DXアワードは、ただの表彰イベントにとどまりません。最新の成功事例を共有し、業界全体で知見を深める場として機能しています。今回も多くのクリニックがデジタル技術を活用した独自のアプローチを発表し、自由診療市場の可能性を示しました

自由診療DXアワード2024が描いた未来図

今回の自由診療DXアワード2024を通じて感じたのは、医療業界におけるデジタル化の重要性と、それを支える現場の声の力です。各クリニックが直面する課題やニーズに寄り添ったツールが、多くの患者と医療従事者に利益をもたらしている姿が印象的でした。特に、B4Aのように柔軟性と実用性を兼ね備えたツールが、自由診療の未来を切り拓いていることは明らかです。
また、自由診療は患者にとってもクリニックにとっても選択肢の幅を広げるものです。そのためには、単に技術を導入するだけでなく、現場で実際に使える形にすることが何より重要だと感じました。自由診療DXアワードは、こうした取り組みを支援し、医療の質を高める一助となるイベントです。来年のアワードでは、さらに進化した取り組みが見られることを楽しみにしています。

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